胃・食道・十二指腸の病気
逆流性食道炎
中高年以降の発症率が高く、成人の約10〜20%が罹患していると報告されています。逆流性食道炎とは、食道に胃酸が逆流し、炎症を生じている状態です。長時間の逆流であれば、食道に炎症を生じます。逆流性食道炎は、日常生活に支障が出ることもあります。
胃潰瘍
胃壁が傷ついている状態を指します。これは、粘膜がただれることにより起こります。胃潰瘍が進行すると、胃に穴が開くこともあります。胃潰瘍は、40代以上の発症率が高いです。ただし、ピロリ菌に感染している場合には、20〜30代も発症する可能性があります。胃の痛みやお腹の張り感、胸焼け等の症状が現れます。
ピロリ菌
ピロリ菌とは、体長が0.004mmほどの細菌です。胃の中で生息する特徴があります。ウレアーゼといわれる酵素が胃酸に含んだ尿素を分解し、アンモニアを生成しています。ピロリ菌は、周りを中和して生息しているといわれています。これまでは、井戸水等を飲むことによる感染が指摘されてきました。近年は、親から子への経口による感染が多く占めています。
機能性ディスペプシア
胃のもたれやみぞおち付近の痛み、満腹感、灼熱感等の症状が現れます。自覚症状があっても、腹部エコー検査や胃カメラ検査等からは胃の異常は見つかりません。胃粘膜に特に問題がない場合でも、胃の働きに問題があることもあります。
アニサキス
アニサキスとは、海洋生物の寄生虫で、アニサキスが寄生している魚介類を生の状態やしっかりと熱が加わっていない状態で食べると、胃に侵入します。 1週間ほどで死滅しますが、アニサキスが胃に生息している期間は、強い痛みを生じます。
十二指腸潰瘍
腸壁が慢性的な炎症を生じます。この炎症により、傷ついている状態です。えぐれていると表現されることもあります。 非ステロイド性消炎鎮痛剤の服用やピロリ菌の感染による長期間の炎症が原因といわれています。
食道がん
近年、食生活の欧米化等により、生活の質に影響を与える疾患の発症率が高まっていると報告されています。食道がんもそのひとつです。 日々の食生活と大きく関係していますが、あまり注目はされていません。
胃がん
胃がんは、胃粘膜に発生したがん細胞が増えます。 進行すると、他の臓器等に転移します。初期段階の胃がんは、症状がほとんど現れません。 胃がん発生から数年後に、自覚症状が現れることもあります。そのため、40歳以降の方は、定期的に検査を受けることを心がけましょう。
大腸の病気・肛門の病気
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、慢性的な腹痛や下痢、便秘等が続く病気です。排便した後に、痛みが緩和されるのが特徴です。持続される症状により、生活の質が低下してしまいます。過敏性腸症候群の明確な原因は分かっていません。腸内細菌叢の変化や緊張、ストレス等が関係しているといわれています。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは、消化管の粘膜で慢性的な炎症を生じている状態です。明確な原因は分かっていません。有効な治療法もなく、症状と上手く付き合うことが治療法です。潰瘍性大腸炎は、20代に発症しやすいといわれています。厚生労働省が定める指定難病疾患であるため、難病医療費助成制度を利用できます。
クローン病
クローン病は、厚生労働省が定める指定難病疾患です。消化管に炎症を生じ、潰瘍やびらんを起こします。炎症は、間隔を空けて生じるのが特徴です。病変箇所により、小腸型や小腸・大腸型、大腸型に分類されています。クローン病は、明確な原因は分かっていません。また、有効な治療法もありません。適切な治療を受けて、症状と上手く付き合うことができれば、通常通り日常生活を送っていただけます。
小腸がん
胃の出口から大腸の入り口までの間に位置しているのが小腸です。 全長5mあるため、大腸カメラ検査を行っても確認することが難しいです。深刻な症状が現れてから、病気の発症を自覚するケースもあります。
大腸がん
我が国では、がんの中で大腸がんは最も多く発症されており、中高年以降の発症が増えている傾向があります。 2019年の統計によると、男性のがんによる死亡者数の第2位、女性の第1位を大腸がんが占めています。
直腸がん
直腸がんは、肛門に近い直腸に発生します。そのため、肛門機能に影響を及ぼすといわれています。 肛門には、密閉機能の働きがあります。機能低下を起こすと、日常生活にも支障が出る可能性があります。 直腸がんを発症しても、適切な治療を受けたら、完全に治ることを期待できます。
下痢
下痢はよく起こる症状であるため、放置しておかれるケースもあります。しかし、発熱がある・吐き気や嘔吐がある・脱水症状がある・食べた後に、30分から1時間後にお腹の痛みがある・便に血が付いている・下痢が1ヶ月以上継続している等の症状が伴う場合は深刻な病気を発症している可能性があります。
便秘
便秘とは、排便時や排便後に不快感があったり、便が残っているような感じがする、排便回数が減ったという状態です。しかし・血便がある・便秘以外に、発熱や吐き気、腹痛を生じている等の症状が伴う場合は、深刻な疾患が潜んでいるかもしれません。また、便秘を放置しておくと、合併症を引き起こすこともあります。
血便
便に血が混じっていても、痔と判断される方がたくさんいらっしゃいます。そのため、緊急性を感じずに、放置しておかれることもあります。しかし、血便は胃や食道、大腸の疾患が潜んでいるサインかもしれません。
腹痛
腹痛の原因には、食生活や温度変化、ストレス等があります。まれに、消化器疾患の影響により起こすこともあります。 発症の仕方や腹痛の度合い、腹痛を起こしている部分等を問診で確認します。そして、原因となる疾患を予測していきます。
胃痛
胃の痛みが1度しか出ていない場合は、緊急度は高くありません。胃の痛みが長く続いている場合や、痛みを繰り返し生じていたり、熱が出る、胸焼け、下痢、便秘等を起こしている場合は、消化器内科を受診されることを推奨しています。
膨満感
何らかの疾患を発症していたり、便秘による影響が考えられます。息苦しさやお腹の痛み、尿量が減る、むくみ等を伴うこともあります。 突然、お腹が張るような感じがしたり、お腹の張りが気になる場合は、速やかに消化器内科を受診しましょう。
胸やけ
食べ過ぎた直後等に生じる胸焼けについては、特に注意しておく必要はありません。みぞおち辺りの痛みや慢性的に胸焼けを生じている場合は、注意しておきましょう。深刻な疾患を発症している可能性があります。
胃もたれ
胃もたれは、深刻な疾患が潜んでいるサインかもしれません。そのため、単なる暴飲暴食による胃もたれと判断しないようにしましょう。 症状が続いていたり、胃薬を服用しても治らない場合は、内臓の病気の疑いがあります。
吐き気
吐き気が続いている場合は、深刻な疾患が潜んでいるサインかもしれません。 吐き気を生じる疾患には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、胃がん、腸閉塞等があります。 さらに、虫垂炎や胆石症、すい炎、脳血管障害等も吐き気を生じます。
千代田区の内視鏡検査を
苦痛なく受けることができるクリニックを特徴数で比較
千代田区で苦痛の少ない内視鏡検査を行っているクリニックで特徴ポイント17項目のうち、該当特徴数の多かった3院をピックアップしました。
-
秋葉原・胃と大腸肛門の
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.akihabara-naishikyo.com/ -
麹町消化器・
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.kojimachi-gc.com/ -
秋葉原内科
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.ikamera.net/
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大腸ポリープ
対応 - 院内下剤
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大腸カメラ
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在籍 - 肛門科標榜・
診療対応 - 発熱外来を
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